ハツカミジナディ

*アンナ*

2011年10月18日 11:16

旧暦の9月20日にあたる日曜日、嘉陽では古くから伝わる「ハツカミジナディ(二十日水撫で)」
という集落の神事としては一年のうちで一番大きな祭りが執り行われました。

集落の北側にある標高70mほどの上城(ウエグスク)森の山頂には、嘉陽の人たちのくらしを
見守るようにしてたたずむ御願所があります。




この御願所の奥に清い水の湧き出るところがあって、嘉陽では毎年この日にみんな総出でお弁当を
持って山を登り、その神聖な水と米で家族の健康や家庭円満のお祈りをします。

お弁当を忘れてもみんながあれこれ分けてくれて、今年も我が家の姫は母の知らぬ間に満腹になるほど
ご馳走を頂いたようで、「もぉお腹がはちきれそうだ~」と山を下りてきました(笑;




私も幼い頃、なんだかピクニック気分で近所のおばぁたちにくっついて登って楽しんだ記憶があって、
階段を上りはじめると今でもその頃を思い出してついついルンルンしちゃいます。

国道からはちょうどこの階段が見えるんですが、人が入るのは一年でハツカミジナディのときだけ
なので、その先は普段は鬱そうとした森。




だいぶ急な坂道だったりするので、登ってみようという方はどうぞお気をつけてくださいませ。

ちなみに、山へ登ることができない高齢のおじぃやおばぁたちは、集落の北側に上城を見上げる
ようにして立つウトゥシンという御願所で手を合わせて、ミハナグミ(聖水で清め御願した米)を
受け取るというようにしています。



この坂を登りきったところに、時代を感じる立派な鳥居があります。




嘉陽では子どもが生まれると幸福と長寿を願って赤ちゃんをおぶって上城へ参拝にいく風習があり、
今年は可愛い子ちゃんたちがたくさんお誕生したのでとってもにぎやかな行事になりました。
やっぱり元気な子どもたちの笑い声が聴こえるのはいいですね~♪
おばぁたちが自分の孫(ひ孫かな?)のようにして抱っこしたりあやしたりしている姿を見て、
ステキ~っ!と、なんだかうれしくなって、おばぁと赤ちゃんをセットでギューっとしたくなるのでした。


未来へつなげたい、嘉陽の大切な行事の一つ。

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